元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

アメリカ当局がVerizonの全通話記録や非公開ネット情報を収集

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アメリカの国家安全保障局 (NSA) が通信会社Verizonの全通話やFacebookを始めとする非公開のネット情報を収集していたことが各紙の報道で明らかになりました。スキャンダル続きのオバマ政権に新たな傷が増えてしまう結果となりそうです。

まずはVerizonの全通話記録の件から。

国家安全保障局(NSA)は、Verizonの携帯電話ネットワーク全通話の利用情報を秘かに収集している。「包括的指示に基づき、両通話者の電話番号、位置情報、通話時間、個別識別子、時刻等が引き渡されている」とThe Guardianが報じている。同紙は、Verizonに情報提出を要求する裁判所命令の記録を入手した後、この極秘プロジェクトの記事を特報した。

通話内容は記録されておらず、この大規模なスパイプロジェクトに協力している携帯電話会社がVerizon一社だけなのかどうかも不明だ。

このいわゆる「メタデータ」によって、政府は「ある人物と電子的に連絡を取った人全員の個人識別、通話時間、通話した場所と時刻」を知ることができるとGuardianは説明している。

アメリカ政府にVerizonが協力しているとなれば、顧客は不安を抱きかねない。仮に秘密裏に政府が通信各社に行なっているとなれば話は別だが、積極的に情報の提出をしている以上、消費者からの信頼は失墜するだろう。ただ他の通信社が関わっているのか否かは未だ判明していないままだ。

そして非公開の情報が記録されていた件について。

Washington Postの報道によると、NSA(国家安全保障局)による最高機密データマイニング計画は、GoogleFacebookMicrosoftAppleをはじめとする各社サーバーを直接アクセスしている。「国家安全保障局およびFBIは、米国大手インターネット企業9社の主要サーバーに直接アクセスし、音声、ビデオ、写真、メール、文書、接続ログ等、個人の行動と接触相手の分析を可能にするデータを取得している」と同紙は報じている。

ではなぜこれらのことが今になって起こっているのか。これを裏付ける法律はブッシュ政権時代に既に成立していたものなのですが、2012年に成立したCyber Intelligence and Sharing Protection Act (CISPA) と呼ばれるものもこれに少なからず影響していることがわかります。

情報監視法 #CISPA の正体と、その影響について ~ Y-MONKEY
アメリカで可決された政府による情報監視を合法化するCISPAの実態






CISPAにはFacebookを始めとする多くのIT企業が賛同を示しており、事実上政府に依る情報監視を支持しています。そのため、この度の通話記録や非公開情報の収集が円滑に行われたことが伺えます。

今のところ被害は発生していないので大きな運動にはなっていませんが、今後自由を信奉するインターネット市民からオバマ政権への批判が高まることは避けられないでしょう。