TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

イマドキの大学生がSNSを手放すワケ #ブロガソン

facebook like button

先日、Facebookに関する衝撃的な研究結果が発表されました。

2017年までにFacebookのユーザーが80%減少するというのです。

 1月、米国の調査会社が、Facebookの米10代(13~17歳)のユーザー数が、2011年に比べ300万人、25%減少したという調査結果を発表した。

これは、前回の調査時に13~17歳だったユーザーらが、18~24歳の年齢層に入り(同層は8%減少)、「新たな10代がFacebookに加入しなくなった」という見方もできるだろう。しかし、過去3年で、大学生ユーザー数は59%減少しており、落ち込みはさらに激しい。

~中略~

 こうした傾向は米国だけでなく世界的にも見られ、50%以上の減少を見せたオランダを筆頭に、アジアとヨーロッパを中心に30~40%以上減少した国々がある。

Facebook自身、10代のユーザーの間でエンゲージメントが落ちていることを認めている。


この背景には一体何があるのでしょうか?

アメリカでもSNS熱は覚め、次第にWhat’s AppやViberのような個人でのメッセージのやり取りが主流になってきていると言われています。

SNSとメッセージという全く性質のことなるこの2つのツールですが、何がこの流れを生んでいるのでしょうか? 学生の目線で考えてみようと思います。

この答えのヒントを探るために、日本の事例を見てみましょう。

日本人は実名でインターネット上で物を書いたり写真を投稿することにやや抵抗があるようです。

実名ではなくハンドルネームでプロフィールを作れるmixiが中高生の間で爆発的に流行したのもそれが背景にあるでしょう。

現在ではその匿名性ツールの代表はTwitterがそれに当たります。

Twitterは匿名でアカウントを作れるだけでなく、アカウント自体も事情に寄って鍵をつけることでフォロワーを限定することができます。

一方、実名制を謳っているFacebookはユーザー登録をしている学生は多いとはいえ、そこまで活発に更新している人は少ないです。

ボクは学生なのでまさにその渦中にいると言えますが、FacebookよりもTwitterでの発信の方が圧倒的に多い印象があります。

課外活動に熱心な学生は外部とのつながりを保っておく必要から気軽な関係のTwitterよりも、実名制でフォーマルなFacebookを使って自分の活動を発信しますが、それもあくまで内容はフォーマルなものです。

Twitterに書くような気軽な情報(朝何時に起きただとか昼ごはんは定食を食べただとか)はFacebookでは発信しません。

ちなみにボクはアジア人の留学生の友人が何人かいるのですが、彼等はFacebookに食事のことを載せることがありますが、日本人の学生はそういったことは滅多にしません。

mixiでは誰もが発信していたものを、どうしてFacebookでは発信しなくなったのでしょうか?


それは実名制という環境が大きく影響しているように思います。


実名にしているので、友達はもちろん、部活動の先輩や両親にも自分のアカウントを発見されてしまいます。そして友達申請をされてしまえば、断ることの苦手な人はつながりを持ってしまうでしょう。

そうなると自分のプライベートなことを載せるのには抵抗が生まれ、Facebookではなかなか思い切って書くことができなくなるのです。

そうなると、自由に匿名で発信できるTwitterはそういった学生にとっての格好の発信場所になります。匿名性とはいえ、仲の良い友達同士だけで知っていれば、他の知り合いにアカウントを発見される心配はありません。

つまりTwitterは自分のプライベートの公開を自由に決められる場所になっているのです。そのようにして、Twitterは誰の目を気にすること無く発信することのできる場となっているのです。


そしてLINEはその中でも究極のツールとなっています。


LINEはメールのように自分と相手でしかメッセージを交換しない場なので第三者に知られる心配はありません。仲良しの友達数人で情報を交換しようと思えば「グループチャット」にすれば、その人達だけで情報が共有できるのです。

もはや友達と情報を共有するためにFacebookTwitterを必要としなくなった人はそういったメッセージアプリへの軸足を写しているのです。

アメリカのユーザーのSNSからメッセージアプリへの移行はそうした現象に類似したものがあるのではないでしょうか?


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