元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

イルカ・クジラ猟問題を掘り起こしてみる (2)

Japanese Waves

(1) はこちら

イルカを摂取することによる人体への影響について、2010年に実施された調査があります。

沿岸に生息する小型鯨の一種、ゴンドウクジラの肉などを食べる機会の多い和歌山県太地町の住民の毛髪4 件中水銀濃度は、日本の平均値の約10倍と高く、肉に含まれる高濃度の水銀が原因とみられるとの調査結果を北海道医療大(北海道当別町)と第一薬科大(福岡市)などのグループが21日までに突き止めた。海洋汚染に関する国際雑誌に近く発表する。

グループの遠藤哲也北海道医療大准教授は「海外の研究結果からすると、健康影響が出てもおかしくないほど高濃度の水銀4 件が検出された住民もいる。健康状態や汚染の実態の詳しい調査が必要だ。水銀の汚染度が高い鯨肉の消費を減らす努力も必要だろう」と話している。

グループは2007年12月から08年7月にかけて同町の男性住民30人、女性20人から毛髪を提供してもらい、水銀4 件濃度を調査。毛髪の総水銀濃度は男性が21・6ppm、女性が11・9ppmで、日本人の平均値(それぞれ2・55ppmと1・43ppm)を大きく上回った。
>>47NEWS:毛髪の水銀濃度平均の10倍 鯨肉消費多い太地町

古式捕鯨発祥の地で、鯨類を食べる機会が多い和歌山県太地町4 件の住民約千人を対象に、毛髪4 件中のメチル水銀濃度を測定したところ、鯨類をほとんど食べないほかの14地域の平均値よりも男性で約4・5倍、女性で約4倍高かったと同町と国立水俣病総合研究センター(熊本県水俣市)が9日発表した。

同センターによると、微量のメチル水銀は自然環境中にあり、食物連鎖により海洋哺乳動物などに濃縮されるという。

センターは「水銀4 件濃度と鯨類を食べることの関連性が示唆された。メチル水銀によるとみられる健康影響や中毒は認められなかったが、濃度が非常に高い住民もおり、継続調査が必要」としている。

千人は太地町の人口の約3分の1に当たり、町はこれだけ大規模な調査は初めてとしている。

昨年夏に住民の健康診断の一環として1017人に実施し、男性の平均値は11・0ppm、女性では6・63ppm。同センターが12道県の14地域で行った調査の平均値は、男性2・47ppm、女性1・64ppmだった。
>>47NEWS:毛髪の水銀濃度4倍以上 鯨摂取の和歌山・太地


このように、イルカ肉を食べることには危険がつきまといます。また、イルカ肉の需要は決して高くなく、消費されているのは一部の地域に留まっています。ではなぜこれほど危険なイルカ肉が市場に提供され続けているのでしょうか?

それはイルカ猟が行われているからです。矛盾しているように感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、これは矛盾していません。
イルカ猟が行われているために肉が市場に流通しているのです。肉製品を作り出すために猟が行われているのではありません。

ではイルカ猟が行われる背景とは何でしょうか?それは日本のみならず、アメリカ、韓国、台湾、フィリピンを始めとする世界各国の水族館からの需要です。

「なぜイルカ猟は続いているのか?」に続く

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