元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

エシカルのモチベーション

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エシカル(ethical)とは地球全体に害悪を与えない形を表現する形容詞だ。例えばエシカル・チョコレートと言えば、児童労働や低賃金労働が行われずに生産されたチョコレートのことを指す。今日考えて行きたいのはそのエシカルに対してどのようにNGO/NPO/学生団体が取り組んでいくか、そのモチベーション(やる気)を探っていこうと思う。

エシカルに取り組む団体は基本的には無給あるいはそれほど高くない給料で仕事をしている。国からお金をもらったりFund Raisingによって資金調達をしなければ団体の活動資金を得ることは不可能なためだ。更にいうと学生団体はどこも無報酬、つまり社会に完全に奉仕する形(つまりボランティア)で活動をしているケースがほとんどだ。

学生の場合、普通であればその時間をアルバイトであったり友達とも遊びに費やす所だろうが、なぜそれでも彼ら彼女らは無償奉仕を行うのだろうか?そこにはきちんとした理由がある。実は私もそのうちのひとりだからよくわかるのだが、そこにはボランティアが行う側の精神と極めて近いものがある。

つまり精神的な充足を報酬(incentive)として活動をしているのだ。国際協力系の団体であれば発展途上国に井戸を掘ることで現地の人々の水不足が改善されたと実感することができるだろうし、図書館を建てる団体であればそれによって現地に読書の楽しみを届けることができるだろう。

ただしここで肝心なのは精神的な充足(満足感)を「目的」とするか「結果」と見るかどうかだ。ただ単に満足感を味わうために活動をしているのならばエシカル活動をする必要性は全くない。つまり途上国支援ではなくアルバイトをして給料をもらえばいいのだ。

しかしながら満足感のためにエシカルをやっている人は本当に多い。「途上国のために尽くしている」と思い込み、実は自己満足のために活動していたというケースは少なくないのだ。

しかしそういった人は自分のためにしかやっていないため基本的にモチベーションは低く、活動に基本的に関わることは少ない。ただ単に団体に関わっていること(メンバーでいること)に満足して終わることもあるし、ミーティングに出るだけでて何も言わないこともある。そういった所に精神的な充足を「目的」とするか「結果」とするかは出てくる。

それに対して「結果」の人は違う。本当に自分のやりたいこと/助けたい人々がいるから、そのために頑張れる。例え報酬がなくても、だ。だから当然自分がどうなるかは基本的には後回しにするし、会議にもよく参加する。会議に参加するだけではなく多く意見を言うし、それ以前に自分なりの考えを確かに持っているのだ。

そういった人々は本当に非支援者のことを考えているから、モチベーションも当然高く能力も自然と磨かれていくのだ。