元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

フィリピンから日本への観光ビザが不要に

DSC07265

フィリピンの家族からニュースのリンクが送られてきて知ったのですが、フィリピンから日本への観光ビザがいらなくなるとのことです。


The Philippine Ambassador to Japan on Wednesday said that Filipinos may travel to the land of the rising sun without any need for a visa by June.

"We are just awaiting the official advice, but from reliable sources and from the newspaper accounts that have come out already, it seems that its likely going to happen sometime in June of this year," said Ambassador Manolo Lopez.

水曜日、在日フィリピン大使は、6月までに日本へ旅行する時にビザが不要になる可能性があると語った。

「我々は政府による助言を待っているだけだが、信頼できる情報筋や既に出ている新聞記事によると、今年の6月までに起こりそうだ」とマノロ・ロペス大使は述べた。

これまでは観光ビザが必要で、最長でも90日間の滞在でした。

ビザ撤廃によって在留期間が伸びるのかどうかはわかりませんが、申請の手間が減ることに寄って来日への障壁は取れていきそうです。

またフィリピンでの日本大使館は観光ビザであっても、人によっては発行されないという問題もあったようなので、そのようなことはなくなりそうです。

調べていると、どうやらこの観光ビザが不要になる措置はフィリピンのみならず、インドネシアとベトナムにも適用される見通しのとのこと。

 2014年4月15日、タイメディアは、日本政府がインドネシア・フィリピン・ベトナムから日本への観光客の査証(以下、ビザ)を免除する方向で検討していると伝えている。安倍内閣は観光業を国の経済成長を刺激する戦略の一つと位置づけ、日本政府は2020年の東京オリンピックまでに年間の外国人旅行者を2000万人に増やす目標を掲げている。その一環として、6月に改定する「観光立国実現に向けた行動計画」の中に、インドネシア・フィリピン・ベトナムから日本への観光客のビザを免除する方向について盛り込む予定だ。

 2013年7月に、タイとマレーシアに対してビザが免除されたが、2か国合わせて63万人が昨年、日本を訪れた。これは前年比61%の増加である。その効果もあり、昨年日本を訪問した旅行者数は初めて1000万人を上回った。

 また、インドネシアからは14万人、フィリピンからは11万人、ベトナムからは8万人が昨年、日本を訪れた。ビザを必要とする国では、中国に続いて東南アジアの3か国がランクインしている。これら3か国では経済成長を反映した海外旅行のニーズが高まり、今後ビザが免除されると、日本への旅行客が急増すると期待される。


東南アジアから多くの観光客が日本に来るのは日本にお金が流れこんでくることでもあるので、経済を動かすという意味では良いですが、違う側面も秘めています。

それは不法在留者の問題です。

外国人の単純労働を認めていない日本では、留学ビザ・就学ビザを名目として、多くの外国人が働いています。このこと自体は合法なのですが、日本に滞在できる期間を過ぎても滞在をする不法在留者が多く日本にいます。

日本が外国人による単純労働を認めていないのは労働力を日本人以外の手に渡し労働供給が増えないようにするためなのですが、そうはいっても日本の強い円を求めて海外からは労働目的で来日する外国人は多くいます。

私はこの単純労働を認めない制度については疑問符を付けざるを得ないですが、今回の観光ビザ撤廃によってそうした単純労働目的の外国人が多く来日し在留期間を過ぎても日本に滞在する(オーバーステイ)する人々がこれまで以上に発生する可能性があります。

彼等は不法在留者となるため、雇用主に悪条件で雇われたり人権侵害を受ける場合もあります。

日本が単純労働を認めればそのようなことは発生しにくくなるのですが、彼等外国人労働者からすれば身を隠してでも日本で働きたいので、雇用主から悪条件での労働を命じられてもやむを得ず働いたり、あるいは拘束されて働かせられなければならないことも発生するのです。

これについてはまた触れますが、ただ単に観光ビザがなくなるからといって、良いことばかりではありません。