元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

人生に疲れた?じゃあ、この言葉を読んでみなよ。

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今日の記事は旅とは直接関係ありませんが、僕が敬愛する旅人で作家のロバート・ハリスのブログに良い文章があったのでご紹介しようと思います。 

これは2008年に書かれたもので随分前のものなんだけれど、彼らしい前向きな姿勢が出ていていいなと思ったので、みんなにも共有します。

人生のリセットボタンを押したい人、人生に疲れた人、全てに贈ります。


「夜を旅しないと、夜明けには辿り着けない。」
この前も書いたけど、これは中東の高名な詩人、カーリル・ギブランの言葉です。


夜を旅する…、これはいろんな意味に捉えることができる言葉だけど、たとえば夜を人生の暗闇として捉えたら、どういう思いが湧いてくるのか…
人生の暗闇…つまり苦しいこと。愛する人との離別、死別。失恋。孤独。自己喪失。社会的な孤立。自己嫌悪。ジェラシー。憎しみ。
 
「人生、楽しんだ者勝ち」と言うのがぼくのモットーですけど、今までの半生の中で、ぼくは上に挙げたほとんどの暗闇の中を旅してきましたね。
高校2年生の時には初恋の女の子に振られて、悲しみのどん底に突き落とされたし、大学2年の時には親友に死なれて、何日もの間、涙にくれました。
大学を卒業する数か月前あたりからなぜか精神的にすごく落ち込んで、それからすぐに旅に出て、東南アジアを回ったり、バリ島に一年住んだり、オーストラリアのシドニーで暮らすようになったんだけど、この落ち込んだ状態は結局4年ぐらい続きました。
24歳ぐらいから28歳ぐらいまでのことですね。これが今まででいちばん辛い時期だったかな。自分のことが全然好きになれないし、いつも頭の中で「自分は一体、だれなんだ?」とか「自分をなんとかして変えなければ」みたいなことをぐじぐじ考えて空回りばかりしていたし、人とは自然体で、リラックスして付き合うことができなかったし、とにかく自分という暗闇の中に閉じ込められていましたね。
この状態からはセラピーをやってなんとか抜け出ることができたんだけど、セラピーを始めるちょっと前にすぐ下の弟のロニーを亡くし、セラピーの最中に最初のワイフのゲイルと別れ、セラピーを終えて社会復帰してまもないころ、もう一人の弟、リッキーを亡くしました。
この後もいろいろ辛いことはありましたね。2番目のワイフのオンディーヌとは初めからうまくいかなくて喧嘩ばかりしていたし、彼女との離婚によって息子のシャーとは離れて暮らさなければならなくなったし、失業もしたし、失恋も懲りずに何度か…
こんな風に書くと、「なんだ、ロバート・ハリスの人生、真っ暗闇じゃないか」と思うかもしれないけど、そんなことは全然ないですよ。
ぼくは自分のことをラッキーな人間だと思っています。今までの人生、たしかにアップ・アンド・ダウンは激しいけれど、かなりエキサイティングで楽しかったし、自由奔放に、好き勝手にやってこれたし、たくさんの人を愛し、たくさんの人に愛され、良い友人、やりがいのある仕事にも恵まれてきました。そして
ぼくは自分のことを持て余すことはあるけれど、けっして嫌いではないし、精神的には脆いところもあるけど、根本的には明るくて強い人間だと思っています。
 
そう、「わが人生に悔いはなし」です。いろんな意味で、恵まれた人生を送ってきたと思っています。でも、暗闇はたしかにあった。どんな人生にも暗闇はあるんですよね。
問題は、その暗闇の中をどう歩いていくか、なんだと思います。目を閉じて逃げ回っていくか、目を開けて自分の行く道を模索していくか。
ぼくは思うんだけど、悲しいこととか辛いことって、いくら逃げても逃げ切れるものじゃないんですよね。それどころか、逃げれば逃げるほど、暗闇の奥へと迷い込んでしまう。漆黒の闇に呑み込まれてしまう。
心を閉ざして悲しみが中に入ってこないようにすることもできるけれど、これも結局はだめなんですよね。
心を閉ざすと必ず体につけが回ってくるし、閉ざされた心は何も感じることができなくなってしまう。
 
夜を旅するって、やはり、夜の持つ全てのものを受け入れながら前へ進んでいくってことなんですよね。
それが悲しみだったら、できる限り悲しむ。泣き、喚き、運命を呪い、自分を呪い、のたうちまわる。
でも、そうしながらも、前へ進んでいく。これしかないんですよね。
これをしないと、精神的に風通しの良い人間にはなれない。いつまでも人に心を閉ざした、びくびくと小さいことに怯えながら生きる人間になってしまう。
 だから、とにかく、前へ進んでいく。
 文句を言いながら、神を冒涜しながらね。
すると、いつのまにか、悲しみが幾分楽になっている。体が軽くなって、歩調も強くなっている。そして、あたりが少しずつ白んで、闇がゆっくりと引いていく。そして、気がつくと、空一面が夜明けの鮮やかな色に染まっている。こんな感じですよね。
夜が長ければ長いほど、夜明けって気持ちが良いし、苦しみが薄れるのも早い。そして、闇の中を果敢に歩いて行った自分のことがいとおしくなる。そんなもんだと思います。
 
「俺達はみんなドブの中にいる。でも、なかにはそこから星を見つめている者だっているんだ」
これはぼくの大好きなオスカー・ワイルドの言葉ですけど、
ぼくの言いたいのはこういうことなんだと思います。

>> 暗闇の中をどう歩いていくか|EXILES weblog by Robert Harris |Blog|ロバート・ハリス|Minkara - The Car & Automobile SNS (Blog - Parts - Maintenance - Mileage)