TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

大学生の平和学

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2011年は「アラブの春」、東日本大震災と世界を大きく揺り動かした2つの出来事が起こった年であった。そういった点で今生きている私達はこの年を一生涯忘れることはないことと思う。アラブの春は後にアメリカで格差是正運動「Occupy Wall Street」を生み出し、やがては日本の若者を官邸前の反原発デモへと集結させた。

このように見ると、バラバラのように見える出来事も全てひとつのピースでできているように思えてしまう。新聞やネットでの報道を見ていると、これらの出来事を紹介する際には全く別の出来事として報道されることが多い。

同じ国・人物がそれぞれの運動に関わっているわけではないから、ある意味ではその扱い方は正しいかもしれないが、グローバル化が進んだ現代ではそういった視点は遅れている。インターネットによって情報が国境を超えるようになった時代において、それぞれの事象が関連性を帯びないことはそうそうない。

人間というのは少なからず他の国のことを羨ましく思ったり優れていると思うものだ。チュニジアで政権が崩壊しそれが次第に水紋のように広がっていったのと同じように、思想は海をもやすやすと超える。

キューバ革命司令官であるフィデル・カストロが「人は死んでも思想は死なない」と言ったのは的を射ていて、人間の考えることというのは人類全体で共有することが可能なものなのかもしれない。

私は大学で有名な著作『戦後史の正体』をお書きになった孫崎享氏の授業を受けていたのだが、彼は「人類で共有できる価値観は平和という概念だ」と仰っていた。外交官として世界中を飛び回ってきた氏が仰ることだから余計説得力がある言葉だ

平和が人類共通のテーマだとすれば、上に挙げたアラブの春Occupy Wall Streetも平和の概念だと言える。アラブの春開発独裁により国民に富を提供してきた専制が今までのようにバラマキができなくなったこと、ウォール街の例で言えば自分の生活を守るために富裕層が教授してきた恩恵を自分達にもわけるように求める運動で、彼らからすれば全て自分達の平和のために行なっていることだ。何も戦争がないことだけが平和ではなく、自分達の生活が守られ身の危険がなくなることが平和なのだ。