TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

10月11日『国際ガールズ・デー』って何をする日なの?

La prienda

あなたは10月11日の「国際ガールズ・デー/International Day of Girl Child」をご存知ですか?

これは2012年から始まった国連で定められた日で、世界の女の子のことを考えようという日です。世界の女の子とはいっても、そんなに難しく考える必要はありません。これは人間として当たり前のことを実現するために動く日なのですから。


例えば僕の所属している国際NGO Plan Japanのユース(若者)組織の『G-SChooL』という団体で3月に行ったインドの村では女の子が大人にならないうちに大人によって結婚させられたり、学校に行くことをさせずに家事労働に従事させていました。これは学校に行く機会が奪われるばかりか成長してからも文字が読めなくなることから識字率の低下にも繋がります。
だが識字率はなお低い。2001年の国勢調査(次回の国勢調査は2011年)によると、インドの識字率は65.38%。男性が75%強である一方で、女性の識字率は54%くらい。インド政府では、Sarva Shiksha Abhiyanという初等教育を推進する計画を展開し、識字率100%目標に向かって活動をしているというが、いまだに就学できていない子供たちは1600万人にのぼるといわれる。

これだけではなくアフリカを中心としてその他の国々でも性器の切除(女子割礼 FGM/C)が行われていた地域もあります。
女性器切除は、結婚や母親になるために必要不可欠なものとであるとみなされています。多くのコミュニティでは、女性器切除を受けていない女性は、女性として認識されません。貞操を守る方法として、女性器切除を捉えるコミュニティもあります。もうひとつの共通概念として、女性器切除を受けていない女性は、家事を行う能力がない傾向があると信じられています。

世界保健機関(WHO)によると、FGM/Cを受けた女性は、不妊症、膣嚢胞、再発膀胱、尿路感染に罹りやすくなっています。FGM/Cはまた、出産時の合併症や新生児死亡の危険性が高くなっています。健康に良い効果は何も証明されていません。

世界中で、1億人から1億4000万人の女の子と女性たちがFGM/Cの影響を受けて暮らしています。アフリカでは、推定9,200万人の10歳の女の子と、あるいはそれ以上の年齢の女の子が何らかの形で、女性器切除の儀式を経験しています。

勿論、世界で女の子が受けているものはこれだけではなく多くの問題があります。こういったことに社会が関心を持ち、よりよい方向に導いていこうというのがこの「国際ガールズ・デー」の意味なのです。

日本にも女性の人権に関しては問題はあります。管理職の少なさについては以前記事『3割の女性が出産ハラスメントを経験 / 妊産婦に無理解な社会の構造』で触れましたが、パワハラや職場でのセクハラ、デートDVは特に深刻なもので多くの団体が告発を行なっています。

そうした世界の実態について以下の映像にわかりやすくまとめられています。



上の映像「Girl Affect」は昨年の国際ガールズ・デーのイベント「Girl's Impact」で上映されたものなのですが、世界の女の子が直面する社会的な制裁や抑圧がいかに深刻なものであるかがよくわかります。

こうした現状を是正するために作られたのが国際ガールズ・デーなのです。もちろんいくら女の子のための日とは言っても、女性だけの手では社会的な地位を上げていくことはできません。

社会の半分である男性の力が必要不可欠なのです。女性と男性がひとつの問題に向き合い取り組んでいくことで解決の緒が見つけて社会をよくしていく。これこそが現在考えなければいけない女性の問題なのではないでしょうか?

そこで今年も10月11日に合わせてUNU(国連大学)では大規模なシンポジウムが、その他の場所でもガールズ・デーに合わせて多くのイベントが開催されます。その中核となっている実行組織である『国際ガールズ・デー推進ネットワーク』には僕達G-SChooLのメンバーも参加しイベント企画に現在動いている状況です。

世界の女の子がより生きやすくなる世界を作っていくために、あなたも世界の現状に目を向けてみませんか?

Because I am a Girl――わたしは女の子だから
by カエレバ