TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

就活で「一番の苦労」を現場の社員に聞く意味

座談会あるあるの質問

就職活動で会社訪問をして社員さんが登場してくるとその場でQ&Aセッションや座談会などが開かれ、業務内容やキャリアについての質問を受け付ける時間がありますよね。

 

その時に決まって「あなたがこれまでで一番苦労した仕事は何ですか」と言った類の質問をする人が必ずと言っていいほどいます。質問をすること自体は素晴らしいのですが、その苦労した経験を聞いて何になるのだろうと思いました。

 

まず質問者の意図は仕事のきつさを知るということ。社会人になって苦労に直面した際に果たして自分も乗り越えることができるのかという不安要素が常につきまとっているからです。

 

私の場合は就職活動をしているうちにその思いは次第に消えていって「どのような仕事も苦しいことは出てくるにちがいない」と思うようになりそう言った質問はしなくなりましたが、考え方によっては不安を拭えずに就活を進める人も少なくないようです。

 

ではこの質問をした時に返す社員さんの反応はどう言ったものか。大抵は自分の事例を挙げていって結論としては乗り越えたという類の話をします。

その乗り越え方が果たして時間によるものなのか本人の能力なのか、はたまた周りに助けられた結果なのか、あるいはすべてなのかそれはひとそれぞれですが、多くを語る事はないように思います。

しかし最も就活生が気にすべきはその点なのではないかなと思います。

 

個人よりも組織?

私は社会を知らない人間なのでえらい事は言えませんが、一人の人間をどのように支えられるかあるいはどのように見守るかが組織の真価が発揮されるところで、その苦労の内容自体は大きな意味は持たないように思います。

というのも仕事内容は事業部、部署、人によって千差万別ですし、一人一人の経験はその組織で得られる能力に一般化できるものではないのではないでしょうか。

 

肝心なのは、その個人に対して組織あるいは周りの人がどういった接し方をするのかと言ったところなのではないでしょうか。

距離を置いたり全面的にサポートしたり、あるいは放置したり。その事案によって様々なパターンがあると思いますが、そこに関しては自分が気になる点を聞けば良いのだと思います。

 

現場の社員にはその働く環境がいかに自分と関わりそうかを想像できるような材料を提供してもらうべきで、一人一人のエピソードを聞くのは飲み会の席で良いのではないのかなと思った次第です。