TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

「孫正義の本は読むな」と言われた話

先日アルバイト先のベンチャー企業で起業についてのお話を聞いていました。お話を伺ったのは初期メンバーのうちの一人の方で、企業を準備する上での初期段階で何をすればいいのかをわかりやすく教えてくださいました。

 

私は最近やっていることとして起業をした人たちの本を読むことで彼らがどういったプロセスでアイデアを形にしていったのかを学んでいることを話しました。

 私が読んでいたのは以下のようなものです。

起業家 (幻冬舎文庫)

起業家 (幻冬舎文庫)

 

 

 

 藤田晋さんはサイバーエージェントの社長で、孫正義さんはソフトバンクの会長(知らない人はいないですよね 笑)ということで起業家の人々がどういった足跡をたどって今の地位にまでたどり着いたのかを自分なりに研究をしていました。偉人の名言集や自己啓発本よりもこうした実践的なものの方が自分の実になりますよね。

 

内容については割愛しますが、どちらも起業を目指す人にとってもそうでない人にとっても、ビジネスをする上で大事なことが書かれています。これらはいわゆる自己啓発ではなく実践的なビジネス書と考えてよいかもしれません。一読の価値は十分にあります。

 

そのことをそのベンチャー企業とお話を聞いていると彼から出てきた言葉は「あんまり天才の人の本は読まないほうがいいよ、孫正義とか」と言われました。最初は耳を疑う言葉でしたが、よくよく聞いているとそれは納得できるものでした。

 つまり、孫正義さんのような天才のすることは他の人に真似のできないことが多く、それを真似ようとするとどうしてもできないことがある。

それよりも自分にできそうなことから地道に始めた方が成功への道のりは短くなるというのです。

 

確かに孫正義さんは普通の人では考えられないような道のりをたどっています。高校を中退してアメリカへ留学、そこからカリフォルニア大学バークレー校へ編入。

そして始めた自動翻訳期の事業をシャープに売り込み1億円得ます。さらに日本で当時爆発的に流行したインベーダーゲームをアメリカに輸入します。その後、日本に帰国しそこで現在のソフトバンクの元になる会社を立ち上げるのです。

 

当時の状況はわかりませんが、少なくとも現代ではこうしたことを行うのは決して容易ではありません。ましてや私の家庭は孫さんのように実業家の家庭ではありませんし、お金に余裕があるわけでもありません。

確かに様々な角度から見て孫さんと自分はそもそもバックグラウンドからしてかけ離れたものがあるのかなと感じます。

 

ちなみに上で読んだ「仕事術」の本は伝記的な要素が少ないので誰でも実践できることが書かれているので、伺ったような「読むな」と言われた本には該当しませんがあまりにも傾倒しすぎて深入りすると自分の立場が見えなくなってくることに警鐘を鳴らしてくださったのかもしれません。

サクセスストーリーを読むことは当然重要ですが、その背景があまりにも出来すぎていたり、あるいは自分と全く違ったバックグラウンドを持っていてそのパターンをそのまま自分に当てはめて実行しようとすると、間違った方向に努力をしてしまうかもしれませんね。

 

その言葉をその方に言われてからは、伝記的なものは読みつつもそれは自分のビジョンを失わないために読むのであって決して今の自分に当てはめて考えないようになりました。

自分に当てはめるとまさに自己啓発と同じような読み方になってしまて、精神的に満足しても何も行動に伴わないという結果が出てきてしまうこともあるのかなと。

 

本を読むときには気をつけようっと。。。