TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

BBCがイギリス人の反感を買う理由

BBC World

僕はBBCが大好きだ。

Androidでニュースを見るときには必ずBBCのアプリで見るし、朝起きた時に最初にすることは「One-minute News」を見ることだ。これは1分程度に国際ニュースがまとめられていてとてもわかり易い。

さらにBBCiPodにまで入っている。World Serviceの番組をPodcastに登録しておけば、iTunesiPodを接続する度に世界の情報が手のひらに入ってくるというわけだ。

趣味の紹介はここまでにして、イギリス人ジャーナリストのコリン・ジョイス氏がNewsweekのコラムに書いた、BBCがイギリス国民に嫌われる理由を書いた記事を紹介したい。BBC好きの僕にとってこの記事はとても興味深い内容だった。

 BBCが嫌われている一番大きな理由は、強制的に受信料を支払わされるからだ。視聴することを自分で選んだり拒否したりすることはできない。イギリスのテレビのある全世帯が「テレビライセンス」を購入させられるという形で、受信料は徴収される。年間145・50ポンド(約1万8000円)もかかるが、少なくとも6カ月前に支払うことを義務付けられている。

言うまでもなくBBCはイギリスの国営放送局だ。そのため国民から徴収する資金で運営をしているが、日本とは違って受信料の支払いは義務だと。

日本のBBCに当たるNHKも公共放送ではあるものの、義務化はされていないので支払わない視聴者も多い。そのため今のところNHK3年連続で受信料は減収だそうだ。(Yahoo!知恵袋には「受信料の断り方」なんていうスレッドまである)

しかしBBCはそういった未払いという漏れが出ないように、受信料支払いを義務化している。その結果、様々な不祥事が起きた際に反感を買いやすいようだ。

 さらにここ数週間で大激震を呼んでいるのが、BBCで発覚した「節税」事件だ。BBCが高所得のキャスターや出演者らに給与として報酬を支払うのではなく、租税回避地で個人経営の会社に報酬を支払った形を取り、低税率で納税していたことが発覚したのだ。

強制的に受信料を徴収する上に、そのお金が道徳的に反しているBBCにイギリス人が怒るのも無理は無い。

しかしながら受信料を漏れ無く徴収できている分、質の高い番組の製作によって還元しているのも確かだ。(その恩恵は受信料を払っていない世界の人々にも届いているわけだが)

だからといって私は資金が少ないNHKの番組製作を弁護するつもりはないこともここで付け加えておこうと思う。

<<参照>>
ニューズウィーク日本版 コラム&ブログ コリン・ジョイス "それでもBBCを賞賛する?"