元マニラ住人の青年のブログ

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

G20各国の女性の地位ランキングが発表、ワースト1位はインド、日本はワースト13位

日本は比較的良い順位となったが、決して女性の地位が高いとは言えないのが現状だ

TrustLawにて、G20の中での女性の地位に関する順位が発表されました。最も良いとされたのはカナダ、最悪とされたのはインドでした。日本はちなみに下から13番目、つまり上から数えて7番目という結果です。しかしながら先進国の中で日本は決して男女平等が図られている国ではありません。


報告によると悪い方から

1. インド 2. サウジアラビア 3. インドネシア 4. 南アフリカ 5. メキシコ 6. 中国 7. ロシア 8. トルコ 9. ブラジル 10. 韓国 11. アルゼンチン 12. イタリア 13. 日本 14. アメリカ 15. フランス 16. オーストラリア 17. イギリス 18. ドイツ 19. カナダ

(日本の)女性は因習的な男性優位文化に抗している。多くの女性は結婚するか子どもが生まれれば会社を止めるように教わっている。また政治的にも代表的な地位を占めていない。しかし日本は他国と同様に健全で、この問題を解決しようとする動きがある。
 - マンチェスター大学 マラ・パテッシオ教授

確かに女性議員は少なく、閣僚にしても安倍政権は申し訳程度に3人を入閣させたのみ。クオーター制の導入もなかなか進まず、課題は山積していると言えます。しかしながら新卒の就職における差別は是正され、殆ど差はなくなっている状況にあります。とはいえ昇進に関しては男性優位が続き、企業幹部に占める女性の割合が著しく低いとされています。

一方、ワースト1位となったインドでは日本よりも女性の人権は激しく蹂躙されている状況にあります。幼い頃から家庭のために重労働を課せられるために学校に行けなくなり、社会進出ができない/遅れることもしばしば。教育が施されていないと早くに子どもを妊娠してしまったり、HIV/AIDSへの感染率が高いこともわかっており、二次的な被害が発生してしまうのです。さらに妊産婦の死亡率が高いことも人権団体Human Rights Watchに非難されています。

また多くの女性や子どもが法定年齢である14歳以下で労働を強いられたり、男性優位社会であることから女児を生むことを止める(嬰児中絶)する事例が未だに多く起こっています。統計社会学的には女性の方が寿命が長いため男性よりも人口は多くなるとされていますが、インドの場合女性の出生を歓迎しない風潮があることから、そういった中絶が未だに後を絶たず、男性人口の方が多い現実もあります。サティや早婚、ダウリーの問題も未だに根絶されていません。

先日にはニューデリーで23歳の医療女子大生が6人のギャングにレイプされシンガポールの病院に搬送されるも死亡するという事件がありました。インドの女性はこういった女性をターゲットにした事件に司法がまともに動かないこと、政府が事件の根絶に消極的であることから抗議活動が起こり、ニューデリーで女性を中心とするデモ隊と機動隊が衝突するにまで至っています。

公式統計によると、インド国内の強姦事件は1971年の2487件から2011年は2万4206件へと、過去40年で10倍近くに増えた。ニューデリーだけでも11年の報告件数は572件、12年は600件を超す。

インドのマンモハン・シン首相はテレビで遺憾の意を表明しましたが、番組が終わったことを勘違いし「これでいいのか?」と隣のスタッフと会話している場面まで放送がされ、真意も問われています。



<<画像引用/参照>>
TrustLaw "G20 Women"