TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

GHQの「日本人愚民化政策」

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戦後アメリカ・GHQが日本に行った通称「日本人愚民化政策」、「War Guilt Information Program / 戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」は大半の日本人、特に10~40代の方々の多くはご存知ないことでしょう。

ここで、我々日本人が辿ってきた歴史の疑問を解くために、ひとつのヒントを提示してみようと思います。

War Guilt Information Program / 戦争についての罪悪感を日本人の心に植えつけるための宣伝計画」とは、戦後日本に進駐してきたGHQが、日本人が戦前の水準で物を考えないように立てた作戦のことです。

その趣旨は戦争の責任は軍人にありアメリカにはない、という認識を日本人に持たせることにあります。つまりアメリカは原爆投下や全国各地での空襲の原因を日本の軍人たちに責任転嫁しようとしたということ。

そうすることで戦中のアメリカの日本軍に対する攻撃は全て正当化されます。
もし、占領・統治していくなかで日本人に反感を抱かれれば撤退せざるを得なくなるわけですから、それを避けたいアメリカはこの作戦を実行することで、自らを「ヒーロー」に仕立て上げたのです。

もちろん安保闘争からもわかるようにアメリカに対する激しい反対運動が起こったのも事実ですが、戦後にGHQが占領統治してから、ある程度の小康状態が保たれたのはこのためだと考えても良いでしょう。

私たちが学校の教科書で目にした「軍人たちが悪い」の記述やそういったニュアンスで書かれた文章はここから始まっていると考えても、決しておかしくはないことです。

そもそも戦後直後の教科書はアメリカの検閲を通らなければ流通は許されなかったわけで、その考えが今も少なからず残っていると考えることもできます。

この愚民化政策の具体的な例をいくつか挙げてみましょう。

代表的なものが「墨塗り教科書」。
これは作戦の内に入っていますが、軍事用語等の平和に背く記述を教科書から消しただけで、直接的に日本人の「愚民化」には大きく作用していないのでそれほど問題にはならないと判断してよいでしょう。
そしてそれが現代の歴史教科書で「GHQの政策」として挙げられる理由だと思います。

2つ目が「3S政策」です。「Sport」「Screen(映画)」「Sex」を日本に根づかせ、伝統的な日本の価値観を壊そう、というもの。
スポーツを振興し頭脳を働かせないようにする。映画を見せてアメリカ的な考えをするように仕向ける。性産業を豊かにして、日本人に「欲望」の方に目を向けさせる。

これらが絶対的に日本人を「愚民化」させたかというと「映画」「スポーツ」に関しては完全には言い切れません。
しかしGHQの当初の目的は日本人に馴染みのなかったこれらを根付かせることでしたから、戦後日本人は見事それにはまり、それが現代にまで受け継がれてしまっていることがよくわかります。

都会を見ていれば、これら3つの「S」が漏れ無くあることがわかると思います。
GHQが原因とは言えませんが、彼らがこれらの産業の振興を結果的に助けたことになることに異存はないでしょう。

普段私たちの暮らしている環境がどれだけ「戦略的に」日本に持ち込まれたか、がよくわかったかと思います。

そして3つ目が「修身の廃止」です。
修身とは戦前の学校で「修身」の時間に用いられた教科書で、人が行うべき・守るべき道徳が書かれていて、どうすれば徳を備えた人間になれるか、を学ぶためのものです。
--> 小学校の修身の資料

修身は小学校の道徳の授業で使われる「心のノート」で代替されているという声もありますが、そもそもその2つは目指すべき方向が違っているので、そのような解釈には納得しかねます。

戦前のものだから、という理由で右翼教育につながるとして心のノートをやめるべきという批判がありますが、戦前の教育の全てが軍国主義につながるわけではありません。

戦前の価値観を一方的に非難するのは、歴史に背を向けるのと同じことです。
ただ単に日本人が「戦前は軍国主義教育をしていたから戦争を始めたんだ」という価値観を、GHQによって持ってしまったがために、そのような「戦前アレルギー」が多いのかもしれません。


以下に参考になるリンクを掲載します。