TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

TICAD V 公式サイドイベント『アフリカの女子教育と教育協力における日本の役割』 - Plan Zimbabwe スタッフの講演から

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TICAD V (第5回アフリカ開発開発会議) 公式サイドイベント『アフリカの女子教育と教育協力における日本の役割』に参加してきました。

これはPlan Japan教育協力NGOネットワーク (JNNE) の共催で行われたもので、Plan Japanのスタッフによる話の他、招聘者であるPlan ZimbabweのGender Advisorのティノテンダ・ホンドさんによる講演も行われました。


ジンバブエ (Zimbabwe) はアフリカ南部に位置する南アフリカの北側にある国です。

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ジンバブエは1980年まではイギリスの植民地でしたが、独立後は教育に投資を行いました。投資先は初等・中等・高等教育です。

また同国はアフリカで2番目に識字率が高く、数値は97%です。つまり国民の殆どの人々が文字の読み書きができることになります。ミレニアム開発目標 (MDGs) の目標は初等教育では達成しています。

しかしその一方で、農村部の中途退学は生徒のうちの30%にまで及び (2009年統計) 、小学校の卒業試験合格者はわずか18%、中学校のは22%だそうです。これは教師不足や教師によるストライキの多発が影響しているとのことです。

最悪の場合だと60%の女子が中学校に進学しなくなります。これは息子・娘の2人の子どもがいた場合に、家計のことを考慮して息子を優先的に通わせる傾向にあるためだといいます。こういった所でもジェンダーギャップは生まれているのです。

ティノテンダさんのお話によると、一番上の女の子は母親代わりに掃除や料理などの家事を行い、早すぎる結婚(Child Marriage / Early Marriage) をするそうです。男の子は児童労働や不法な出稼ぎに行くようになるとのことです。

また男の子・女の子両方に大人になるための通過儀礼 (Rite of Passage) があるとのことで、10歳ほどで迎えるそうです。通過儀礼が終わると中途退学して、女子は結婚、男子は働くようになります。つまり伝統的なジェンダー (社会的な性別) の役割に就くのです。

通過儀礼をした子どもたちは自分が大人であるという意識があるので、学校に通っても教師を馬鹿にしたり態度が悪いことがあるそうです。

都会であっても女の子はお金を稼ぐために性的交渉 (Sex) や早すぎる結婚、売春に巻き込まれることがあります。いくら発達した地域であっても貧困がある事実に変わりはないようです。

これはあくまでジンバブエ一国の話ですが、こうした似た事例は他のアフリカ諸国でも多く見られることです。アフリカだけでなく世界各国でも多く発生しています。インドの女性蔑視は激しいことでも知られています。

日本も例外ではありません。職場でのセクハラやデートDVは女性への完全な人権侵害です。こうした問題をもっと社会が問題提起をし解決して行かなければなりません。そのためには社会がこうした問題を問題として認識し、ひとりひとりが自らの行動について深く考えていく必要があります。

アフリカ問題―開発と援助の世界史
by カエレバ