TIME before 55

頭良くないし機転も利かない。でも夢の大きさは誰にも負けない。

Youth Engagementの前にある壁

Youth Engagement

先日、ある国際NGOのYouth Engagement(若者世代の参加)に関する意見交換会に行って来ました。今まで行って来なかった国際会議への若者の参画が今後行われるとのことで、如何にして我々の世代の思う所を国際協力の意思決定機関に反映させるかが議題となっていました。

そこで思ったのはその後の姿にどう反映されてゆくのか明確にしておく必要があるということでした。仮にYouth Engagementが行われたとしても、議論の場に若者がいるだけではいけないのです。そうなってしまっては「若い世代の意見も聴いている」という姿勢に自己満足しているに過ぎず、形を作っているだけになっているからです。


学生団体に関わる人達とは言っても学生ですから海外に行ったことがあるまたは活動したことがあるとはいっても1・2年に過ぎず、国際会議に出席しているような国際協力の専門家には著しく経験が劣るのです。そういった場で如何に説得力のある言説をYouthが発信するのか。これには大きな壁が立ちはだかっています。

もちろん専門家達は自分達と同等の意見を求めているのではなく、若者ならではの斬新な意見を求めているのですが、同じ国際会議の場に立つにはそれなりの知識と経験が必要とされてきます。それには多くの国連や国際組織の会議に出席したことのある人々が特に必要とされてきますが、当然ながらそれでは気軽な参加というわけにはいかないでしょう。

また大学生の意見とは言っても、国際関係のことをよく知らない人々が圧倒的に多いわけですから、全体の意見を吸い上げるのは事実上不可能ですし、どうしても特定の経験のある人々のみがcommitするということになってくるわけです。そこがなかなか難しい問題だと思います。

ここまで述べてきたのはYouth Engagementへの悲観論に聞こえるかもしれませんが、これが国際協力に関わってきた中での雑感です。どうしても世界に声を届けたい人々がいる一方で条件が揃わないために機会を与えられなかったり、同じ立場で発言ができないのはよくあることです。

そういった「大人の世界」で起こっていることを持ち込まないようにするのがYouthとして第一に取り組むべきことなのでしょうが、それには日本全体の構造を見直さなければなりません。

これを解決するためにどのように取り組んでいくのか。国際協力以前に、全体としての組織間の関係から姿勢を再検討していく必要があるようにも感じます。